5ヶ月でGRE Math163点 Verbal149点を取ったのでやったことをまとめる

使った教材

GREのために使った金額でいうとMagooshの料金$179とGREの受験料$220で合計5万円ぐらいです。

背景

私は社会人8年目のソフトウェアエンジニアで米国大学院でコンピュータサイエンスを専攻することを考えています。
大学院のプログラムによって出願時にGRE必要か、足切り点数があるかはさまざまですが、足切り点数としてはMathとVerbal合計で300点以上というところがほとんどなのではないかと思います。足切りを明記せず入学した人の平均点を書いているところもあります。

目標としてはQuantとVerbal合計で最低300は取ること、できるだけMathでいい点数を取ることを考えていました(できれば165)。

仕事をしながらなので平日仕事の前後と土日を使って約5ヶ月勉強しました。GREを受けたのは一回で、一回目で必要な点数が取れたのでそれ以上は受けていません。

勉強開始時のスキル面でいうと
TOEFL98点を半年前に取得していたので英語はそれなりに勉強した後に受けています。
文系出身ということもあって数学にはブランクがあり、その上英語で数学の問題を解く経験はありませんでした。
出願にあたり初歩的な線形代数微分積分、統計の単位を取る必要があったのでそのタイミングで高校数学までの復習はしていました。
ただGREで求められる数学は中学〜高校1年生ぐらいまでの内容だと思います。なので小中高で習ったことを復習したり、計算力をつけることが求められます。ほぼ一から勉強しなおした感覚でした。

勉強方法

Quant 163点を取るのであればMagoosh一つで事足りると思います。
勉強する前に戻ったとしてどう勉強し直すかと問われると「もっと早くにMagooshのLessonビデオを見て、問題をひたすら解く」と答えます。

Magoosh

Magooshは$179払えば6ヶ月間利用できるサブスク型のGRE対策サービスです。GRE以外にもGMATやTOEFLなど米国大学に必要な試験系の対策サービスを提供しています。画像にあるように結構な頻度でディスカウントしているのでそのタイミングで契約するのがおすすめです。

Magooshの良かったことの詳細はまた別記事で書こうと思いますが。
簡単にまとめると

  • ビデオレッスンが優れている。(Mathはめちゃくちゃわかりやすい。)
  • Quantで900弱、Verbalで700強の練習問題が用意されている。
  • 練習問題は全て動画解説がある。
  • ETSが認定したPractice Testが受けられる。(1回分)
  • Magooshが用意したPractice Testが受けられる。(何回でも)
  • Quant, Verbalそれぞれフラッシュカードが用意されている。
  • ブログ記事の質が高い。

とりあえずMagooshが提供しているコンテンツをひたすらやりまくっていれば163点は確実に取れます。それが$179で全て手に入るのでとてもお得だと思います。

GRE対策にはKaplanやManhattan Prepなど海外サービスや、日本語で提供しているものもありますが、どれもいい値段します。
Math165点、Verbal 150点以上を取りたいのであればさらに対策が必要なのかもしれませんが、そのレベルを求められないのであればMagoosh一本で十分だと思います。

GRE POWERPREP Practice Tests

GRE POWERPREP Practice TestsはETSが公式で提供している模試です。
無料で2回実際のテストと同じ画面、同じ質の問題で模試を受けることができます。

QuantとVerbalは点数も提示してくれます。Writingの点数は出ません。

試験を受ける2週間前に1回、3日前に1回それぞれPOWERPREPを受けました。どちらもMathで163点だったのでかなり精度高く今の実力を測れると思います。
本番の試験のようにadaptiveに2つ目のセクションの難易度が変わるようになっています。
adaptiveに難易度が変わるとは何か、スコアはどのように算出されるかは下記のyoutubeがわかりやすかったです。

無料のPOWERPREPは問題ごとの正誤と正しい回答は教えてくれるのですが解説はありません。
解説はいろいろなサイトで提供されているのでそちらを参照するのが良いと思います。参考にしていたものはこちらです。

もし1度目の受験で欲しい点数が取れなかった場合は2度目の受験前にPOWERPREP PLUSを受けようと思っていました。こちらは一回$39.95かかりますが、試験と同じ内容の模試が受けられてWritingのスコアも出るそうです。解答の解説も提供されているようです。

POWERPREPはETS公式が提供している数少ない優良なコンテンツなのである程度準備ができたタイミングで大事に受けることをおすすめします。有料のPOWERPREP PLUSでも3つしかありません。

GREの画面がどんな感じか知りたい場合は公式が提供しているPreview Toolを使えばいいです。

Verbal対策

正直Verbalは全然勉強していません。
前述したようにGRE対策を始める前にはTOEFLで98点を取得していてReadingは28点でした。多くのGRE受験者はTOEFLも必要な場合が多いと思います。既にTOEFLのReadingである程度の点数が取れているのであればGREのVerbalで150点未満を取るのは難しくないと思います。

MagooshのVerbalセクションのビデオレッスンを見てどういうタイプの試験問題が出るのかと解法を学んでそれ以外はほとんど対策していません。Magooshが用意している問題さえもほとんど解いてません。

というのは私がComputer Science専攻というのもあってそこまでVerbalの点数が重視されないと思っていたのと、いい点数を取るにはTOEFL以上の単語力が求められるからです。実際にGREの対策問題を解いてみるとわかりますが、TOEFLとはレベルの違う単語力を求められます。正直大学院に進学して使うようなレベルの単語ではないと思うので、モチベーションを保つのが難しいと思います。

使った教材としてTOEFLテスト英単語3800を挙げましたが、これもレベル3までしかやっていません。それでTOEFL Reading 28点を取れましたし、GREでVerbal 149点を取れました。

前述したGREのスコアリングに関する解説動画を見ていただくとわかると思いますが、GREでは問題の難易度に関わらず1問1点のようです。
なので149点取りたければ、2つのセクションで40問中19問正解すればいいだけです。
1つ目のセクションはMediumレベルですがそれでも歯が立たない問題が半分以上なので、解けそうな問題だけ時間をかけて解いてそれ以外はランダムで選んで進む戦略を取りました。
2つ目のセクションは自ずとEasyレベルになるので解ける問題も多くなります。EasyレベルではTOEFLで勉強した単語が普通に出てきますし、文章問題もTOEFLとほぼ変わらないレベルの内容です。2つ目のセクションでできるだけ正解する戦略で進めました。

正直このレベルの対策ではVerbalの点数は安定しないと思います。実際149点取れたのは運要素も大きかったと思います。ただ実際に試験中に問題を解いていてもEasyレベルの問題はすぐわかるのでTOEFLである程度の英語力をつけていれば140点後半は取れるのではないかと思います。

まとめ

GREで必要な点数が取れたので勉強方法を書いてみました。
Magooshのコンテンツがとにかく優れているので別の記事でどういったところが良かったのか書こうと思います。
全てのGRE Takerに参考になる内容ではないと思いますが、同じような境遇でGREを受験する必要がある人に少しでも参考になればと思います。